話題のリノベーションについて深掘り！

不動産検索サイトで物件の情報収集をしていると、「リノベーション物件につき〜」という中古マンション情報が条件に当てはまりヒットしたことはないでしょうか。
なんとなくの意味は知っているけれど、調べたことは特になく、リフォームと大体同じ意味でしょ？と認識されている方がいるなら、それは大きな認識違いです。
近年、リノベーション物件が人気となっており、新築マンションだけではなく、中古マンションも視野に入れている方へ向けて、リノベーションについて深掘りしたいと思います。

リノベーションとリフォームの違い

リフォームとは、老朽化している箇所を新しくすることを意味しており、分かりやすい例では、賃貸契約でよく耳にする原状回復がリフォームにあたります。
一方で、リノベーションとは、既存の建物に大規模な工事を行い、住宅に対して、新しい機能やプラスαの価値がつくことをいいます。
２つの用語は、定義としては全く違った意味として成り立っていますが、実際には言葉の線引きが曖昧となっています。

リノベーション工事の範囲と費用

リフォームに比べると、リノベーションは工事自体の規模が大きいので、費用にも差がでてきます。
また、最近では、「中古リノベーション済み物件」として付加価値を付けて売りに出されていることも多くみられます。

①工事の範囲

例えば、キッチンスペースを対面式から、最新型のアイランドキッチンへ間取り変更をし、キッチンの位置も変更することは、リノベーションになります。
排水管や水道管などの設備変更や、間取りの変更など、工事の範囲が幅広いことが特徴です。

②費用

費用はリノベーションを行う範囲にもよりますが、床や柱、コンクリートのむき出し状態のスケルトンリノベーションですと、１m2あたり１０万円〜１５万円と言われています。
※リノベーションを行っている会社によって費用の差が生じます。

リノベーションをする際の注意点とポイント

全ての住宅がスケルトンリノベーションができるとは限りません。リノベーションを行う前に、事前に確認をしておくポイントをいくつかご紹介したいと思います。

水回りや配管など構造の確認

理想の住宅を手に入れることができる自由度の高いリノベーションですが、建物の構造上、手を加えることができない箇所もあります。また、水回り工事のサイズ等も確認をしておく必要があります。

マンション規約を確認

マンションの場合、リノベーションが可能な箇所は「専有部分のみ」となります。しかし、マンションの構造上、共有部分と接する箇所もありますので、管理規約を確認し、必要であれば、マンションの管理会社へ確認をすることが必要となります。

住宅ローンの返済期間の確認

中古住宅を購入し、リノベーションを行う場合、住宅ローンの金利が高いローンを組むことになります。
また、返済期間も通常の住宅ローンとは異なり、１５〜２０年と短縮され、毎月の返済額が高額となる可能性もあるので借り入れ相談も入念にしておく必要があります。

その他にもチェックは入念に

リノベーションはメリットも多く、まさにご自分の理想の住宅を造ることが可能です。しかし、ご紹介をした注意点の他に、保証、耐久性、また完成までの期間など念入りに確認をしておくと良いでしょう。
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