傾斜地住宅は建築メリットはあるのか?メリットや注意点を解説
日本で戸建を新築する場合、建てる土地にも種類があります。その内の一つが「傾斜地」です。
小高い丘で、全面道路との隣接がカーポート、階段を登ると住宅の玄関という住宅を見たことはないでしょうか?
傾斜地に住宅を建てる=危険度が高いのではないかと、足踏みしている方へ、傾斜地住宅ならではのメリットや注意点をご紹介します。
傾斜地住宅のメリットとは?
採光性、風通しが良い
傾斜地住宅は、目の前に建物がないので、日当たりが良く、採光性に優れています。住宅内に光が差し込むことで、家が明るくなります。また、近くに建物がないことで風通しが良いこともメリットの一つでしょう。新鮮な空気を取り入れることができるので、家族が健康的に暮らせそうです。
地下室を作ることができる
住宅を建てる際に平地でも傾斜地でも基礎をまず作ります。傾斜地では、この基礎部分を地下室として作ることができます。
地下室があれば、生活空間を増やすことができます。平地の住宅の場合には、地下室部分は作るために設計しておく必要があるため、傾斜地住宅ならではのメリットといえるでしょう。
土地の費用が比較的安い
傾斜地は、比較的土地の価格が安い傾向にあります。場合によっては、良い立地の土地に安く住むこともできるのではないでしょうか。ただし、傾斜に住宅を建築するため、建築費用が高くなる可能性があるので、土地を購入する際に建設費用の見積もりなども確認しておくと良いでしょう。
傾斜地住宅の注意点とは?
建設地が災害に強いかを確認する
近年、日本では自然災害が増えています。そのため、住宅を建てる土地が災害に強いかを確認する必要があるのです。特に傾斜地では「急傾斜地崩壊危険区域」に指定されていないかを必ず確認しましょう。急傾斜地崩壊危険区域の場合は、がけ崩れの危険性があると指定されているので、住宅の建築は避けるべきです。
「がけ条例」に注意する
がけ条例とは、敷地ががけに面している場合に、一定の高さを超えるがけ付近での住宅の建築に制限をかけた条例です。がけの崩落の影響を最小限にするための制限で、都道府県によって条例の規制内容は異なります。傾斜地の土地を購入する際に、がけ条例で住宅が建築できない可能性もあるので、土地の購入前に確認しましょう。
擁壁・造成工事の費用がかかる
傾斜地に家を建てる場合には、擁壁を作る造成工事が必要です。一般的に、擁壁を作り、盛土をして平坦にするのですが、この作業は平坦な土地の住宅には必要ない工程なので、その分の工事代が上乗せされます。擁壁の材質や、土地の傾斜の度合いによっても費用が異なるため、事前に見積もりをとって慎重に決めましょう。
まとめ
傾斜地住宅には、生活環境のメリットがあります。建設地の選定に注意する必要はありますが、気になる土地があれば傾斜地住宅の建築を検討してみましょう。傾斜地住宅の詳しい内容は専門的な知識のある、不動産会社に相談するのがおすすめです。
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